9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」です。
3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕などと並ぶ「五節句」のひとつで、別名「菊の節句」とも呼ばれています。
重陽の節句の由来は中国にあり、古くから奇数は「陽」の数字、偶数は「陰」の数字と考えられていました。その中でも「9」は一桁の中で最も大きな陽の数字。その「9」が2つ重なる9月9日は「陽が重なる」という意味から「重陽」と呼ばれるようになったとされています。
この日は、菊の花を眺めたり、菊酒をいただいたりしながら、長寿や無病息災を願う日として大切にされてきました。菊は古くから邪気を払ったり、長寿につながる植物として考えられていたため、「菊の節句」とも呼ばれています。
そんな「健康で長生きすること」を願う重陽の節句ですが、9月に入って当院で気になるのが、季節の変わり目による腰の不調です。
「朝起きたら腰が痛い…」
「立ち上がると腰がズキッとする」
「何もしていないのに腰が重い」
「最近、ぎっくり腰になりそうな感じがする」
このような症状を感じていませんか?
9月はまだ暑い日が続く一方で、朝晩は少しずつ涼しくなってきます。日中と朝晩の気温差が大きくなり、身体が環境の変化についていくために負担がかかりやすい時期です。
さらに、夏の間に冷房の効いた室内で長時間過ごしたり、冷たい飲み物を多く摂ったり、暑さを避けて運動量が減ったりすることで、筋肉が硬くなっている方も少なくありません。
そこに気温の変化や朝晩の冷えが加わると、腰まわりの筋肉がこわばり、動き始めに「痛い」「重い」と感じやすくなることがあります。
特に注意したいのが、「ちょっと腰が重いだけだから大丈夫」と放置してしまうこと。
筋肉の緊張が強い状態で、急に重い物を持ったり、前かがみになったり、身体をひねったりすると、腰に大きな負担がかかってしまいます。
「朝、顔を洗おうとして前かがみになった瞬間」
「靴下を履こうとしたとき」
「荷物を持ち上げた瞬間」
「椅子から立ち上がった瞬間」
こうした何気ない動作が、腰痛のきっかけになることもあります。
では、季節の変わり目の腰痛を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?
まず大切なのは、身体を冷やしすぎないこと。
まだ暑いからといって冷房を強くしすぎたり、薄着のまま過ごしたりすると、身体が冷えて筋肉がこわばることがあります。特に寝ている間は体温が下がりやすいため、朝起きたときに腰や背中が硬く感じる方は、寝室の温度や服装を一度見直してみましょう。
そしてもうひとつ大切なのが、「少しずつ身体を動かす」ことです。
腰が重いからといって、ずっと動かさないのもおすすめできません。無理のない範囲で歩いたり、股関節を動かしたり、軽くストレッチをしたりして、筋肉を動かしてあげましょう。
特に腰は、腰だけで動いているわけではありません。
股関節やお尻、背中、太ももなどの動きが悪くなることで、腰に負担が集中してしまうことがあります。
当院でも腰痛の施術を行う際には、腰だけを見るのではなく、骨盤まわりや股関節、背中など身体全体の動きを確認することを大切にしています。
「腰が痛い=腰だけが原因」とは限りません。
季節が夏から秋へと変わっていくこの時期は、身体も少しずつ秋仕様へ切り替えていくタイミング。
9月9日の重陽の節句に「無病息災」を願うように、今年の秋を元気に過ごすためにも、今の身体の状態を一度チェックしてみませんか?
当院でオススメの押しツボ
三陰交(さんいんこう)
冷えやむくみ対策、筋肉の状態改善に押すことをオススメします。
左右の三陰交を10秒押していきましょう!
「最近、腰が重いな…」
「朝起きると腰が固まっている感じがする」
「ぎっくり腰になりそうで怖い」
そんな小さな違和感こそ、早めのケアがおすすめです。
季節の変わり目に負けない身体づくりをして、秋を元気に楽しみましょう。
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