冬に増える捻挫について：原因と予防法、対処法を解説！

冬は気温が下がり、地面が凍ったり滑りやすくなったりするため、捻挫が増える季節です。特に通勤・通学中やスポーツをしているときに発生しやすく、多くの方が接骨院を訪れる理由の一つです。ここでは、冬に多い捻挫の原因や予防法、そして万が一捻挫をした場合の対処法をご紹介します。

1. 冬に捻挫が増える理由

冬特有の環境や体の状態が、捻挫のリスクを高めています。主な原因は以下の通りです：

• 滑りやすい路面：

　雪や氷で路面が滑りやすくなると、足を取られてバランスを崩し、足首をひねることが多くなります。特に凍結した道路や階段での転倒が原因となるケースが多いです。

• 運動不足による筋力低下：

　冬は寒さで体を動かす機会が減り、筋力や柔軟性が低下しやすくなります。筋力が弱いと、足首を支える力が不足し、捻挫を起こしやすくなります。

• 準備運動不足：

　スキーやスノーボードなど、冬に人気のスポーツは足首を酷使します。準備運動を怠ると、筋肉や関節が硬い状態で動くことになり、捻挫のリスクが高まります。

2. 捻挫を予防するためのポイント

捻挫を防ぐには、日常生活やスポーツ中に注意を払うことが重要です。以下のポイントを押さえておきましょう。

• 滑りにくい靴を選ぶ：

　冬用の防滑靴を選ぶことで、雪や氷の上でも滑りにくくなります。靴底がゴム製でグリップ力が高いものがおすすめです。

• 筋力トレーニングを取り入れる：

　足首周りの筋力を鍛えることで、関節を支える力が強化され、捻挫のリスクを軽減できます。足首の上下運動や片足立ちなどの簡単なエクササイズを日常に取り入れましょう。

• しっかり準備運動を行う：

　スポーツをする前には必ずストレッチや軽いウォームアップを行い、筋肉や関節をほぐしてから動き始めることが大切です。

• 歩き方に注意する：

　路面が滑りやすい日は、歩幅を小さくし、重心を低く保ちながら歩くことで、転倒しにくくなります。ポケットに手を入れたまま歩くと、とっさの対応ができないため避けましょう。

3. 捻挫をしたときの応急処置

万が一捻挫をしてしまった場合、適切な応急処置を行うことで回復が早まります。基本的な対応は以下の「RICE処置」です：

• R (Rest)：安静

　患部をできるだけ動かさず、安静に保ちます。無理に歩いたり動かしたりすると、悪化する可能性があります。

• I (Ice)：冷却

　患部を冷やすことで、腫れや炎症を抑えます。氷や冷却パックをタオルで包み、15～20分程度冷やしましょう。ただし、凍傷を防ぐため、直接肌に当てないよう注意してください。

• C (Compression)：圧迫

　テーピングや包帯を使い、適度に圧迫することで腫れを抑えます。ただし、血流を妨げない程度に行いましょう。

• E (Elevation)：挙上

　患部を心臓より高い位置に上げることで、腫れを軽減します。枕やクッションを使って足を高くするのが効果的です。

4. 捻挫が疑われたら接骨院へ！

捻挫は軽度であれば自然に治る場合もありますが、適切な治療を受けないと再発しやすくなったり、長期間痛みが残ったりすることがあります。以下の症状が見られる場合は、接骨院で診てもらうことをおすすめします：

• 痛みや腫れが数日経っても改善しない

• 足首に強い痛みがあり、歩くのが困難

• 関節が不安定に感じる

接骨院では、患部の状態を詳しく確認し、適切な施術やリハビリを行います。テーピングやサポーターの指導も受けられるため、早期回復と再発予防が期待できます。

冬に多い捻挫は、日常のちょっとした工夫で予防が可能です。滑りにくい靴を履く、筋力を強化する、準備運動をしっかり行うなどの習慣を心がけましょう。また、万が一捻挫をしてしまった場合は、すぐに適切な応急処置を行い、接骨院で早めに診察を受けることが大切です。冬の捻挫を未然に防ぎ、快適に過ごしましょう！

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