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ツボ解説〜風池〜

風池(ふうち)とは?接骨院でできる施術とその効果

「首や肩のこりがひどい」「頭痛が続いている」「目の奥が重い」といった不調に悩まされている方は多いのではないでしょうか? こうした症状の改善に役立つのが、首の後ろにある「風池(ふうち)」というツボです。

当院では、接骨院ならではの手技療法や、鍼灸師による施術を組み合わせ、風池を活用したケアを行っています。今回は、風池の役割や、当院でできる施術について詳しくご紹介します。

風池の場所と特徴

風池は、後頭部の生え際にあるツボで、耳の後ろの骨(乳様突起)と後頭部の中央(後頭隆起)の間に位置します。押すとややくぼみを感じる部分で、首や頭の血流に関係する重要なポイントです。

東洋医学では、「風池」は「風邪(ふうじゃ)」が侵入しやすい場所とされており、風邪や頭痛、肩こり、目の疲れなどの症状と深く関わると考えられています。また、風池周辺には自律神経にも影響を与える神経が集まっているため、ストレスの緩和や睡眠の質の向上にもつながります。

風池を刺激することで期待できる効果

風池は、首・肩・頭の血流を改善し、神経の働きを整える役割を持つツボです。特に、以下のような症状に対して効果が期待できます。

1. 頭痛・偏頭痛の緩和

長時間のデスクワークやスマホの使用により、首や肩の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで頭痛が引き起こされることがあります。風池を適切に刺激することで、首から頭にかけての血流を促し、緊張型頭痛や偏頭痛の緩和に役立ちます。

2. 首・肩のこり解消

風池は、僧帽筋や胸鎖乳突筋など、首・肩周りの筋肉と関係が深いツボです。筋肉の緊張が強いと風池周辺が硬くなり、こりや痛みを引き起こします。風池を刺激することで、筋肉がほぐれ、血流が良くなり、首や肩のこりが和らぎます。

3. 眼精疲労の改善

風池の刺激は、目の周りの血流にも影響を与えます。特に、長時間パソコンやスマホを使用することで生じる眼精疲労や目の奥の痛みに対して効果が期待できます。

4. 自律神経の調整

風池は、自律神経のバランスを整える働きも持っています。交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、ストレスや睡眠の質の低下につながりますが、風池を適切に刺激することで、リラックスしやすくなります。

接骨院でできる風池へのアプローチ

当院では、風池を活用した施術を行い、患者様の不調を改善へと導きます。

1. 手技療法(マッサージ・指圧)

当院の柔道整復師による手技療法では、風池を中心に首や肩の筋肉をほぐし、血流を改善します。指圧やストレッチを組み合わせながら、筋肉の奥深くまでアプローチし、緊張を緩和していきます。

特に、デスクワークやスマホの使用が多い方は、首の後ろの筋肉が過度に緊張しやすいため、風池周辺をしっかりとほぐすことで症状の軽減が期待できます。

2. 鍼灸施術

当院には鍼灸師が在籍しており、風池への鍼灸施術を行うことが可能です。手技療法では届きにくい深部の筋肉や神経に対して、鍼で直接刺激を与えることで、より高い効果が期待できます。

鍼灸施術のメリット

• 即効性がある:筋肉の奥まで刺激できるため、施術後にスッキリ感を得やすい。

• 自律神経を整える:ストレスによる不調や、睡眠の質の向上にもつながる。

• 血流改善:冷えやむくみの解消にも役立つ。

また、必要に応じてお灸を用いることで、風池周辺の血行を促し、筋肉の緊張をより効果的にほぐすことが可能です。

3. 電気治療や温熱療法

首や肩のこりが特に強い場合は、電気治療や温熱療法を取り入れることで、筋肉をさらにリラックスさせることができます。風池を中心に、周辺の筋肉を温めながら緩めることで、手技療法や鍼灸の効果をより高めることができます。

4. 姿勢改善指導

風池の不調は、姿勢の悪さとも密接に関係しています。特に、猫背やストレートネックの方は、首の後ろに負担がかかりやすく、風池周辺の筋肉が硬くなりがちです。当院では、患者様の姿勢をチェックし、適切なストレッチやトレーニングの指導を行いながら、症状の改善を目指します。

まとめ

風池は、首や肩のこり、頭痛、眼精疲労などの改善に役立つツボです。当院では、手技療法、鍼灸、電気治療などを組み合わせながら、患者様一人ひとりの症状に合わせた施術を行っています。

「頭痛や肩こりがつらい」「目の奥が重い」「首のこりが取れない」といった症状でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。専門的な施術によって、不調の根本改善をサポートいたします。